新米WEB担当者のための
知恵袋
企業内のWEB担当者として知っておかなければいけない基礎知識や
日頃の業務で使えるTipsをシーエスアールSTAFFよりお届けします。
「ページビュー」「セッション」「ユーザー数」の違い正しく説明できますか?
- #アナリティクス
この記事をご覧の方への注意!
こちらの記事は古くなっております。
新しい記事は こちら からご参照ください。
※こちらの記事は、旧GoogleAnalytics(ユニバーサルアナリティクス)
について解説された古い記事となります。新GoogleAnalytics4 について解説した新しい記事へのリンクは、
以下のリンクからもご参照いただけます。
Googleアナリティクスの基本的な指標となる「ユーザー」「セッション」「ページビュー」ですが、案外正しく説明できない方も多いのではないでしょうか?
WEB担当者としてサイトの分析をするために、また上司に突然聞かれた際にスマートに応えられるように、これらの指標の意味を正しく理解しておきましょう。
セッションとは
セッションとは、特定の期間にウェブサイトで発生した一連の操作のことで、下図のようにWEBサイトへのアクセスからサイトの閲覧終了(離脱)までの一連の流れを「1セッション」としてカウントします。
離脱以外にセッションが終了するきっかけがありますので、それも合わせて覚えておきましょう。
操作が行われずに30分が経過した場合
一定時間、操作が行われなかった場合にセッションが終了します。
例えば下図のようにユーザーがサイトにアクセスし、2ページ閲覧したあとサイトを離脱せずにそのまま席を離れ、31分後に閲覧を再開したとします。
その場合ページBを閲覧し始めた13:02から30分後の13:32にはセッションが終了し、ページCを閲覧開始するタイミングから新たなセッションとしてカウントされます。
逆にいうと席を離れて一定時間操作をしなくても29分後に戻り操作を開始した場合はセッションが継続され1セッションとしてカウントされます。
ちなみに、この「30分」というセッションの有効期限はGoogleアナリティクスのデフォルト値ですが、設定画面から変更することも可能です。
操作をしている時に午前0時をむかえた場合
例えば下図のように2月10日 23時55分にサイトへアクセスし、2月11日 0時03分にページCを閲覧したとします。
その場合、2月10日 23時59分59秒にセッションが一旦終了し、ページCからは新たなセッションとしてカウントがされるため、「2セッション」とカウントされます。
ユーザーとは
ユーザーとは、サイトを閲覧している人数を示しています。
ただ、1人1人個人をカウントしているのではなく、厳密にいうとブラウザ単位のカウントとなります。
例えば下図のようにユーザーAが個人PCのInternet ExplorerとGoogle Chrome、スマホ、会社のPCを使ってWEBサイトにアクセスをすると、1人が閲覧していますが、ユーザー数としては4ユーザーとカウントされます。
また、ユーザーはブラウザ単位となるので、例えば共有PCなどを複数人で使い、WEBサイトにアクセスをしてもユーザーとしては1ユーザーとしてカウントされます。
2年間は同じユーザーとしてカウントされる
Googleでは個人を識別する情報の保持を2年間に限定しており、最後のアクセスから2年間は同じユーザーとしてカウントされます。
逆をいうと、2年間全くアクセスがなかったユーザーが、2年以上経ってアクセスをすると別のユーザーとしてカウントがされます。
ページビューとは
ページビューとはPage Viewの頭文字2つをとり「PV」と表記され、閲覧されたページ数を示しています。
ブラウザの「戻る」ボタンや再読み込みなどでも1ページビューとしてカウントがされます。
また、Googleアナリティクスのレポートには「ページ/セッション」という指標があり、これは1セッション中に何ページ見ているかを表す指標です。
1セッションあたりの閲覧ページ数が多いということは、興味を持って複数ページ見ていただけているということですから、サイトコンテンツや導線設計がうまくいっていると考えられます。
(一方で、目的のページへスムーズにアクセスすることができず、複数のページを行ったり来たりしてページビュー数が多くなる場合もあるので、分析が必要です。)
まとめ
「セッション」「ユーザー数」「ページビュー」という指標は、Googleアナリティクスの中でも基本的な指標なので、意味を正しく理解しておきましょう。
さらに、下記の指標もWEB担当者としては押さえておきたいポイントです。
- どのような流入経路が多いか(検索経由か、別サイトからのアクセスなのかなど)
- 検索からの流入ワードはどのようなワードか
- 別サイトからのアクセスはどのサイトからのアクセスが多いのか
- どのページを見られているのか
- コンバージョンが何件あるのか
上記の指標を月に1回程度でも集計して、推移をチェックできるようにするとサイトの全体像が見えてきますので、WEB担当者としての第一歩となるでしょう。
それでもなかなかアクセス解析に手が回らないということであれば、弊社でもアクセス解析代行をしておりますので、ぜひご相談ください。
GAアクセス解析サービス
GA設定、レポート作成、解析と対策まで丸ごとお任せ!
私たちはWeb制作会社なので、サイト改善をしてきたノウハウを活かすことで、
価格を抑えて、お客様に合わせたアクセス解析結果のご提案ができます。
ご質問、ご相談など、お気軽にお問い合わせください
お電話の場合はこちら03-5457-3232平日10:00~19:00
- お問い合わせフォーム